ざわわ ざわわ ざわわ  森山良子さん

   ・・・広いさとうきび畑は
      ざわわ ざわわ ざわわ
       風が通り抜けるだけ 
        むかし海の向こうから 
         いくさがやってきた
          夏の陽ざしの中で・・・

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        忘れてはいけない事がある・・・

今日は夫と森山良子さんのコンサートに行ってきました。
アンコールは『さとうきび畑』 と 『星に願いを』  今夜も又、素敵なコンサートでした。

この「さとうきび畑」を作詞、作曲された寺島尚彦氏は『ざわわの希い』中で、
「私が沖縄のさとうきび畑に始めて出会ったのは、1964年の6月。沖縄はまだ日本復帰前であった。摩文仁の丘に続く一面のさとうきび畑は私の背丈より高く、其の中に埋もれるようにして歩く私に、戦跡案内をしてくれる人の言葉が天の声のようにふりかかる・・・“あなたの歩いている土の中に未だ沢山の戦没者の遺骨が埋まったままになっています”美しく広がっていた南国青空は其の瞬間モノクロームに一変し、ただ頭越しに轟然と吹き抜ける風の音だけが耳を打ち私は立ちすくんだ。其の風の中に戦没者たちの怒号と嗚咽を私ははっきりと聞いたのである。この風の音を表現する言葉として“ざわわ”を考えついたとき、其の日からすでに一年半が過ぎていた。筆舌に尽くせない地上戦の悲惨さを受けた沖縄戦を忘れないために、その戦争を知らない世代の人たちにそれを伝えるために、66回の“ざわわ”を此の歌は必要とした・・・」と仰っています。 其処には今、平和の礎が建っています。


今回は「あなたが好きで」という新アルバムを携えてのツアー。
そのなかで披露した「30年を二時間半で・・・」と言う曲は、
昔恋人だった二人が30年後にデパ地下で巡り会った後の二時間半を、森山さんが二役芸達者に語り其の間に曲を入れた面白い構成で「金原千恵子ストリングス」をバックに9分。物語性豊かな、まるでお芝居かミュージカルを観ているような感覚の楽しい曲です。
全体に、とてもお洒落なアルバムになっています。
by canape2 | 2005-07-17 22:25 | 折々の記

心地良いそよ風~ 流れるBGM♪ 楽しいひと時~HN・かなっぺ


by かなっぺ