「オーケストラにでかけよう」 玉能さんからのメッセージ

HPの“ぽあんかれー”にも、このブログの“そよ風に・・・”にも、
リンクをさせて頂いている『玉能回路』の鈴木玉能さん。
その玉能さんが代表をされているフォーラムcats・創立15周年の記念CD。
「Wish you were here・音楽の贈り物」そのご案内を拝見し、その折
早速お願いをして、その大切なCDをお送り頂きました。
その時のことは此方で紹介をさせて頂きましたが、
その後いただいた、東北電力の『放課後ひろば・Let's go コンサート』のパンフレットに、
そのコンサートをプロデュースされた、
玉能さんの素晴らしいメッセージと想いが、紹介されていました。
今週(2006.2.1)の、玉能回路でもそのお話をされていましたので、私だけでなく、
此処にいらして下さっている皆様にもその想いをお伝えしたくなり、ご承諾を得て、
そのまま此処に転載をさせていただく事に致しました。
とっても素敵なメッセージ♪・・・を是非~
そしてこの熱い想いが、この小さな小さな場所から、大きく広く伝わっていく事を願って・・・

「オーケストラにでかけよう」 玉能さんからのメッセージ_b0053765_033571.jpg

こんにちは、東北電力親子名曲コンサートプロデュースの鈴木玉能です。
まだ私が子どもだった頃、こんなことがありました。

ある著名なヴァイオリニストのコンサートの日「お子様の入場はお断りです」チケットにそう書いてあったにもかかわらず、母の粘り強い交渉が続きました。私たち親子にようやく許されたのは照明機材が置かれている天井に近い席。ヴァオイリニストが豆粒のように見えました。

演奏が始まった瞬間、私は不思議な体験をしました。眼下に観客はいっぱいいるのに、まるで私とヴァイオリニストしかいないような感覚を覚えたのです。始めて聴く生のヴァイオリンの音が光線のようなスピードで天井席に迫ってきたり、うねりながら近づいてきたり、まるで手を伸ばせばその音に届きそうな気がしました。母はずんずん身を乗り出してゆく私の洋服を、綱のようにしっかり握っていました。

あの日の感動が今も私を突き動かします。子どもたちに、いや子どもたちにこそ旋律が渦巻くあの感動と出会う機会を、と。

20年の歴史を持つ「東北電力名曲の夕べ」は今年度(2005年)から、子どもたちのために感動への扉をあらたに作りました。それが「東北電力親子名曲コンサート オーケストラにでかけよう」です。未来に羽ばたく子どもたちのために今わたしたち大人に出来ること、それは本物に出会うチャンスを作ること、感動への扉を作ることだと考えました。

仙台フィルの鈴木織衛さんがつむぎだす旋律は、まるであの日の光の帯のように子どもたちの心に届きます。夢中になって身を乗り出すお子様とそれを見守るご家族のためのファミリー席をご用意しました。もちろん、天井桟敷ではなく、指揮者の息づかいまで手に取るようにわかるすばらしいご招待席を。お出かけ下さい。瞳を輝かせるお子様とご家族の皆さんをお待ちいたしております。
by canape2 | 2006-02-03 00:33 | 折々の記

心地良いそよ風~ 流れるBGM♪ 楽しいひと時~HN・かなっぺ


by かなっぺ