富士・箱根(5) ポーラ美術館~フォンテーヌブロー・仙石亭へ

さて、さて、又遅れておりましたが・・・
御殿場から二日目宿泊地箱根へはR138を通って乙女峠越えの道となります。 箱根では、以前から一度はと思っていた『ポーラ美術館』へ。
この美術館は仙石原の脇を抜けて小塚山の懐にあり、余り行き交う車もない細い道を奥へ入って行ったところにあります。

と言っても・・・
道路から見えるのは、エントランスに向かうアプローチブリッジと、ガラス張りのエントランスがかいま見えるだけです。



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入って直ぐにあるエスカレーターを降りたところに、展示室等があります。この美術館の構造は←←此方からご覧戴けます。




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今年3月からは・・・『シャガールー私の物語』と銘打った企画展開催中で、そのシャガールの初期の作品から晩年の作品まで。 油彩から水彩、挿絵本などがシャガーるの回想録『わが回想録』の中にある言葉を辿りながら展示されていました。
これまでも、川村美術館や他の美術展などで、あの恋人達や鳥などが空中を浮遊するシャガールの絵はみていましたが・・・単にそれだけの印象でシャガールの人生までは、知ることもありませんでしたので、今回の・・・美術展で始めてシャガールがユダヤ人だったこと。そして第一次大戦、ロシア革命、第二次大戦という動乱の時代・・・ロシア、フランス、ドイツ、のい間を移動しつつ、第二次大戦下ではアメリカへの亡命など、時代に翻弄された人生でもあったこと。 そしてシャガールの絵の中には・・・故郷ヴィテブスクの風景、最愛の女性ベラ、パリに出て受けた新鮮なテーマ、ロシアでは見る事の無かった、南仏の明るい陽光と花々、画商に招待をされて作品を制作するきっかけとなったサーカス、など・・・繰り返し描かれています。
これら全てが・・・『私の物語』となって、絵画で語られています。 この展覧会は、又新しい観点からシャガールの絵画を観るキッカケとなったように思います。




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昔から、シャガールとは、どのような“人”? と、興味がありましたが・・・
今回やっとその容貌を拝顔することが出来ました。(^_^)
パリの自宅で寛ぐ、シャガールとベラ、娘のイダ。1924年の写真です。



       ポーラ美術館のHPは←←から、どうぞ。


ポーラ美術館を後にして、秋にはススキの原となる仙石原を眺めつつ、
二泊目に予約をしていた・・・『箱根オーベルジュ フォンテーヌブロー・仙石亭』に向かいました。

仙石原高原に向かって少し入った所にあり、道路から入って行くと・・・



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見えるのは、1階部分のみ? えっ!? 此処だけですか? お部屋とか、幾つもある筈の温泉は? と思う間も無く、ホテルの中から男性が二人・・・丁寧な対応で、先ずはフロントへ。

そこで・・・このフロントのあるところが3階。 下に降りて行くと、2階、1階となっていて、お部屋と温泉は其方に。と言った館内説明を受けて・・・納得。
冬に行った『奈良ホテル』と同じように・・・斜面に建つ建物だったのです♪


和室を予約しているとお部屋食が出来るようでしたが、洋室でしたので、お夕飯は3階にあるメインダイニングへ。 やはりここでも他の方と一緒でしたので、見事なディナーの撮影は控えました。 なので・・・朝食のみをお断りして、パチリッ。(^_^)


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露天も含め、全部で4ヵ所ある温泉もとっても良さそうでした。 と言うのは・・・ふやけてしまってもイケナイので、入ったのは3ヵ所だけでしたから。(笑) 兎に角硫黄の温泉もあり、仙石原を見下ろす露天の眺望も、何度も入りたい心地の良い温泉でした。グーーーーッ! ♪~  又、伺いたいオーベルジュでした。


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山中湖から引っ越してきて・・・退屈気なワンちゃん。 待っててね~ ←何気に催促の私。(笑)

by canape2 | 2008-05-20 16:48 | ┣ 富士・箱根

心地良いそよ風~ 流れるBGM♪ 楽しいひと時~HN・かなっぺ


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