川治温泉~大内宿へ(5) 会津鉄道・ふるさと列車

川治温泉から野岩鉄道で会津田島まで・・・そこで乗り換えた会津鉄道は、旧国鉄会津線を引き継ぐ目的で設立された第三セクター方式の鉄道です。
1990年秋に会津田島~会津高原間の電化により、野岩会津鬼怒川、東武鬼怒川、東武日光、東武伊勢崎線が直通運転となって、実際に今回この線を使って北上してみると、本当に便利で、これまでは遠いと思っていた栃木が、とても近い事に驚きました。
だって・・・此処から終点の会津若松から磐梯・猪苗代湖は直ぐ近く。(^_^)
機会があれば、
次回はこのコースを行って、帰りは磐越西線、東北新幹線と、乗り換えて、周遊も良いかなと考えています。

まぁゴチャゴチャとした話は此処までにして・・・
会津田島に着き目に入ったこの電車、 会津鉄道・ふるさと列車
行きの社内で友人とこの電車は?・・・と話をしているのを、隣のボックスに乗り合わせていたお嬢さんから、
「先ほどから伺っていて・・・この電車ですが、実は云々・・・」
そこで伺ったお話は・・・
この電車は『野口英世新千円札発行』を記念して作られた、平成16年の暮(12月)から運行されている電車であり、
車体には成功をした息子英世に宛てた、母シカさんの手紙全文が描かれているのだという説明~

そして帰り・・・湯野上温泉駅で行きにお見受けした、三脚を構えた女性が未だそこにいらして、
伺うと、野口博士と母シカさんが一緒に写った電車を待っていると言うお話に、
もし、会津田島で時間があれば写真をと思っていました。

先ずは再度・・・湯野上温泉駅。

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湯野上から乗った電車は行きと同じ電車でしたが・・・

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会津田島に着いてみると、会津若松行きの“シカさんと博士”の電車が、目の前に!!! ラッキー♪~

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乗り換え時間も少し間があったので、パチパチ撮った写真を・・・

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 母シカさんのお手紙・・・全文   明治45年1月21(3?)日付

おまイの。しせ(出世)にわ。みなたまけ(驚ろき)ました。わたくしもよろこんでをりまする。
なかた(中田)のかんのんさまに。さまにねん(毎年)。よこもり(夜篭り)を。いたしました。
べん京なぼでも(勉強いくらしても)。きりかない。
いぼし。ほわ(烏帽子=近所の地名 には)こまりおりますか。
おまいか。きたならば。もしわけ(申し訳)かてきましよ。
はるになるト。みなほかいド(北海道)に。いてしまいます。
わたしも。こころぼそくありまする。
ドか(どうか)はやく。きてくだされ。
かねを。もろた。こトたれにこきかせません。
それをきかせるトみなのれて(飲まれて)。しまいます。
はやくきてくたされ。はやくきてくたされはやくきてくたされ。はやくきてくたされ。
いしよ(一生)のたのみて。ありまする。
にし(西)さむいてわ。おかみ(拝み)。ひかしさむいてわおかみ。しております。
きた(北)さむいてはおかみおります。みなみ(南)たむいてわおかんておりまする。
ついたち(一日)にわしおたち(塩絶ち)をしております。
ゐ少さま(栄昌様=修験道の僧侶の名前)に。ついたちにわおかんてもろておりまする。
なにおわすれても。これわすれません。
さしん(写真)おみるト。いただいておりまする。
はやくきてくたされ。いつくるトおせて(教えて)くたされ。
これのへんちちまちて(返事を待って)をりまする。ねてもねむれません



息子の出世後も、文字の書けなかった母が、一生懸命に文字を覚え、書き送ったこの手紙。
母の深い愛情、子を待つ心情に胸が詰まります。
そして・・・この手紙を読んだ野口英世はアメリカから一時帰国をしています。

この会津鉄道も、平成14年度には1億8,500万円の経常赤字を出し、第三セクターに転換する際に交付された経営安定化基金の残高は5億円となり、このまま取り崩していけば存廃論議も起きて来そうな気配もあるようで、私達が乗った時にも、冬のウィークデーという事もあったかも知れませんが、乗客もチラホラ、、地方の鉄道が生き残りって行く事の大変さを、
つぶさに見た旅行でした。

何とか、今後もこのような電車での長閑な心温まる旅を、愉しんでいけますように・・・
これからは団塊の世代と言われている多くの方達がリタイヤされる訳ですから、これまで忙しくなさってらしたからこそ・・・
このようなローカルなのんびりとした旅を~ お薦め致します。
そして、其れを迎え入れる側も、今回のように、温かな優しさを持って迎える事が出来たら・・・
きっと地方も、生き残れるような気がしてきました。

こうして帰宅して、旅行記を纏めながら・・・
改めて、ご案内いただいた旧友に感謝を。今回このように、冬の大内宿まで足を伸ばせるとは思っていませんでした。 
そればかりか、この沿線から大内宿に入って行ける事も知らなかったのです。
そして東京から一緒に行った旧友・・・以前にも沢山の旅行をしましたものね。
本当に、本当に、想い出深い、素適な旅でした。 これからも宜しく~(^_^)

PS 
帰りは・・・東武・下今市駅まで出ると、日光からの電車も合流するので本数も多く、それ程待たずに東京へ出られますので、ホテルの送迎車で其処まで周っていただき、お昼少し過ぎには新宿着。

by canape2 | 2007-02-02 11:53 | ┣ 川治~大内宿へ | Trackback | Comments(2)

川治温泉~大内宿へ(4) 大内宿・冬景色

はい。 今日は冬の大内宿の様子を、バシバシ!と入れてしまいましょう~(^O^)

此処大内宿は、江戸時代の宿場の面影を今もそのままに残している山間集落。街道は会津西街道、南山通りまたは下野(しもつけ)街道と呼ばれ、 会津若松と日光今市を結ぶ重要な道でした。


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これは、お蕎麦を食べた三澤屋さんの雪囲い。
ただし、今年は例年よりも大分雪も少なく、風避けの感じ(^_^;)
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されてしまうと、
家の修理も勝手には出来ず、手続きも大変だそうです。


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斜向かいの家・・・スッカリ雪囲いをして、閉まっています。


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『笑い栗』の萬屋さんの脇を少し入って行くと・・・
凍み大根がズラリ。新旧、ブラ下がっています。

↓ チョイ、ズーム!  もっとズームもあるけれど、クドイから止めておきます。(笑)


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一度湯がいたお大根を、このように干して置くと、
凍ったり溶けたりしながら水分が抜けていって、
日にちが経つごとに萎んでいき、色も濃茶に変色をして、
薄べったい凍み大根になるそうです。
春・5月頃になるとお土産品として店頭にならぶそうですが・・・
煮物に使うと、とても美味しいとのこと。


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よろづやさんの前・・・この赤い飾り物は何と言うのでしょうね?
お友達に聞いたけれど、忘れてしまって、、


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向こうに『防火水そう』という看板!  行ってみなければ、、(^^ゞ 


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排水路には綺麗な水が流れて、夏場は此処で飲み物が冷やされているらしい。



☆一番上の説明の補足・・・帰りのタクシーの運転手さんからも、このお話を伺いました。
『下野街道は、会津藩が隣国へ通じる際の本道五街道(下野街道、白河街道、越後街道、二本松街道、米沢街道)のひとつで、会津若松城下から日光神領地今市宿までの総延長32里(132km)の街道です。会津から江戸に至る最短ルートとして、政治的・経済的に大変重要な街道でした。豊臣秀吉、伊達政宗、藩祖保科正之(徳川家光の弟)、吉田松陰、イザベラ・バード(英国の女性旅行家)など多くの歴史上の人物が往来しています。』

ここ大内宿は・・・
今度行って始めて気が付いたのですが、良く行く茨城県内を走る時に使っているR118の延長線上にあります。
そして此処が、東京から東武、野岩鉄道、会津鉄道を乗り継いで、ほぼ一直線に、割りと短時間で入っていける事も、始めて知りました。
と言っても、数時間は掛かりますが・・・車を使って須賀川周りで入っていくよりも簡単。
時季を変えて、又訪ねてみたいと思いました。

次は、あの会津鉄道です~  
いやぁ~ 熊野が遅れていますね~ カナダ旅行でご一緒だった方からも情報をいただいているのですが、、

by canape2 | 2007-02-01 15:24 | ┣ 川治~大内宿へ | Trackback | Comments(2)

川治温泉~大内宿へ(3) 高遠そば&笑い栗

そして・・・電車は12:18。 大内宿最寄りの湯野上(ゆのかみ)温泉駅に着きました。


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藁葺き木造の駅です。
電車は会津若松に向けて走り去り・・・


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駅舎内・・・囲炉裏では炭火が真っ赤に燃え、
ポットにお湯も入っていて、お茶も頂けます。
女性の駅員さんから大内宿までは、
駅前のタクシーで20分ほど。
降りる時に帰りの予約をして置くと、
迎えに行って貰えますからとのお話に、
早速タクシーに乗り、大内宿へ向かいました。


着いた、大内宿・・・入り口近くの三澤屋さん前で、タクシーを降りました。


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大内宿はかつての会津西街道の宿場町です。
現在も約40軒の茅葺き民家が当時の面影を残して並び、
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

取り敢えずは、腹ごしらえを (^^ゞ


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三澤屋さんです。
兎に角、目の前のお店に、飛び込んで・・・(^O^)


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囲炉裏を囲んだ席が幾つかあり、既に先客が3席ほど。
皆様・・・おねぎが1本入ったお蕎麦をつるつる~
注文のお兄さんに聞いたら、
それは『高遠そば』と言うのだそう。
それが・・・このお蕎麦です。
大内宿の名物“ねぎそば”を、高遠そばとも言っているようなのですが、
この一本のおねぎを使って頂くらしい(^^ゞ
でも・・余りに美味しそうなお蕎麦に、先ずはお箸を使ってパクパク、、 
ふと気がついて撮ったのがこの写真です。(笑)


      
囲炉裏で焼いたおねぎはとても甘く、お蕎麦もとっても美味しい『ねぎそば』でした。


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表に出て先を見ると・・・『よろづやさん』の前が賑わっています。
と言うか、他はお休み中~ 
??何やら美味しそうな匂いも。当然行ってみました。(笑)


はい! よろずや(萬屋)さんのお兄さんです~ 

ブログ載せてよいですかぁ~と、お断りをしています(^_^)


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そして、お兄さんの焼いた・・・
と~~~っても美味しい『笑い栗』です~


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地の栗を焼いているのだそうですが・・・
ほんと~~~~~に甘くて美味しかったです♪~

もう一袋買ってくると良かったな。。 
お兄さ~~~ん、バッチリ宣伝していますよ~ 
だってホントに美味しかったんですもん。(^_-)-☆

by canape2 | 2007-02-01 08:47 | ┣ 川治~大内宿へ | Trackback | Comments(4)

川治温泉~大内宿へ(2)

二日目(1月24日)
朝もゆっくりとお風呂に入り、朝食も部屋食。
現地友人の提案で野岩鉄道から会津鉄道を乗り継いで、湯野上温泉まで行き、雪の様子を見て、大内宿まで行ってみようという事になり、宿を10:30頃に出発しました。
野岩鉄道・川治湯本の隣は・・・あの平家の落人が隠れ住んだという湯西川温泉駅です。

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友人の話では・・・この駅を降りてから、
以前は上に出るまで可也の階段を上がったようなのですが、
今は新しくなって、エレベーターで上がれるようにもなっている様子。


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この湯西川のトンネルを抜けると・・・
鉄橋の下には、
周りの山々を映した「五十里湖」が見えてきます。


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一つトンネルを越えるごとに雪も少しずつ深くなって行く景色を眺めつゝ・・・


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電車が国道脇を通るようになってくると・・・


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会津田島駅 11:45着
この会津田島で、野岩鉄道から、
第三セクターの会津鉄道に乗り換えます。
乗り換え時間は・・3分だったかしら?


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此処で、飛び乗った電車! 
あらっ!???


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動き出した電車の中からも、
向かいに止まっていた電車をパチリッ!
良く見ると・・・
“寄贈・日本宝くじ協会”と書かれています。
エッ! このような真新しいお洒落な電車を
寄贈して頂けるのですか?
此方の何方か? ご覧になっています?
そう、あの電車の替わりに、ね。 お願いを。


この電車については・・・帰り、会津田島で少し時間があり、写真も何枚か撮っていますので、大内宿アップの後に、お話をしたいと思います。

by canape2 | 2007-01-31 17:50 | ┣ 川治~大内宿へ | Trackback | Comments(0)

川治温泉~大内宿へ(1)

本当に久し振りの旧友との温泉旅行~♪
先ずは、私は朝の特急で市川経由(社宅へ荷物を半分置きに寄り)、新宿まで。
新宿で千葉組の二人待ち合わせて・・・PM13:05の特急きぬで鬼怒川温泉へ。
鬼怒川温泉駅で、野岩鉄道・会津鬼怒川線に乗り換えて、川治温泉・・・15:28着。
そこで電話連絡をして待って貰っていた、ホテルの送迎車に乗って、10分位?かな?
既に到着をして待ち兼ねていた、現地友人と合流しました。

着いたホテルは・・・長生閣・明月苑 
                   
   では~ 宿の中をご案内致しましょう~


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ロビーの一角には、風炉が設えられていて、
お抹茶もいただけるようになっています。
飾られた渡辺俊明さんの額画には・・・
夢を喰ふ 人生万歳 とありました。


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道ばたの野の花が
やさしさをおしえてくれた

みちばたの石ぼとけが
いのりのこころをおしえてくれた
 

  
これから先に行って、
絵手紙が描けたら良いなぁ~と思いました。



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館内に、まるでギャラリーのように掛けられていた、この印象深い墨彩画は、帰宅後、明月苑さんに問い合わせ、渡辺俊明さんの作品と判りました。
落ち付いたホテルの中で観た、俊明さんの世界にうっとり~・・・そして、この俊明ギャラリーが、さらに温かな雰囲気を醸し出していました。

殆ど他所からの音も聞こえず・・・とっても静かな保養地と言う感じの温泉で、のんびりと二連泊。
テレビ局とのタイアップ企画で、お安く宿泊出来て・・・♪~  

午後、東京を発って、冬の明るい時間に到着~
しかも何本も特急が出ていて、東武(私鉄)は便利~ 千葉県内、JR千葉駅以東、以南は不便。。

by canape2 | 2007-01-30 21:56 | ┣ 川治~大内宿へ | Trackback(1) | Comments(0)