Tokyo Midtown(3) サントリー美術館・・・まぼろしの薩摩切子
2009年 04月 25日
そもそも、Midotownへ行ったのは・・・此処が目的でした。(^^ゞ
以前は赤坂見附にあった美術館でしたが・・・
2007年3月に六本木Midtownガレリアに移転しました。
隈研吾氏の設計によるもので、館内随所にウィスキーの樽材が再利用されていて、
いかにもサントリーの美術館と言った感じです。
赤坂見附のあった時に、収蔵されている薩摩切子を観に3度ほど訪れていますが・・・
今回は、その薩摩切子の初期から明治初期に制作に終止符の打たれるまでの、
作品が一堂に会する滅多にない展覧会。
新聞やさんにチケットを申し込んでみたところ、直ぐに届けて下さったので、
結局、その招待券で鑑賞をさせて頂いて・・・
その分という事でもないのですが・・・お食事はチョット贅沢に。
では~ 『まぼろしの薩摩切子』のパンフレットを。
パンフレットの裏側・・・
サントリー美術館のサイト ←でリンクいたしております。
今回の・・・『まぼろしの薩摩切子展』のご案内は・・・此方でご覧いただけます。
展示構成は・・・此方で。 数点ですが、主な展示品をご覧になれます。
5月17日まで開催されています。
これだけ作品の集まるの薩摩切子展は、今後そうないような気もしています。
ボヘミアングラスやベネチアングラスのような、繊細さはありませんが、
西洋の技術を学びながら、日本的なデザイン、美意識を取り込んだ、
落ち着きのある輝きをもった切子の数々。
紅色被、藍色被、紫色被、緑色被の蓋物など・・・160点の展示です。
被せの厚みがあるが故の・・・ぼかし。 見応えがあります。
幕末の10数年間・・・島津斉彬により、
薩摩藩の殖産興業の一環として、美術工芸品としての切子が育成されました。
今年は、その島津斉彬の生誕200年の年にあたります。
機会がおありでしたら是非いらしてみてください。
因みに、松岡正剛氏が『千夜千冊』の中で・・・
隈研吾氏の『負ける建築』について語られています。
shop cafeには、金沢の不室屋さんが入っています。
季節物の・・・“さくらあんみつ”と“加賀棒茶”を注文しました。
不室屋さんですからね。 上には生麩が乗っていましたよ。