函館・五稜郭

5月02日(月) 函館・3日目 
朝風呂に入り宿の周りをのんびりと散歩をし、カメラと小さなバッグのみ残し、荷物は宅配便で頼んだ後、部屋で目の前に広がる津軽海峡の景色を眺めながらゆっくりと朝食を取りました。

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夕方から曇りだし夜には雨も降っていたようでしたが、朝には晴れ上がり、函館山も全容を見せて、目の前を賑やかにカモメが飛び交っていました。海岸の砂浜にそのまま建った様なホテル群ですが、先にはさらに温泉ボーリング作業中の機械が見えています。





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←フロントで市電の一日乗車券を購入。キップというよりも折りたたみの地図も入り、ポケットガイドとして、とても便利でした。



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湯の川温泉駅へ行く途中に見た満開の桜です。家の方ではこういう感じの桜はソメイよりも後に咲くのですが・・・はて?



そして夫の今回の目的の一つ「五稜郭」です。
(夫の家が家康からの徳川家直参の家臣だった事もあり、幕末の歴史を辿ってみたいという想いもあったようでしたが・・・唯、彼方此方と旅をしてみると、綿々と続いた江戸時代の影響はそれぞれの土地の気質ともなって、今に残っている事を強く感じる事が良くあります。そして其れが人間の歴史なのだと・・・タイムスリップという事が本当に出来たら・・・
ずーーーっと先にスリップして今の時代が後に何であったか?・・を見る事が出来たら・・・)
話は大分逸れましたが、五稜郭タワーから見た“五稜郭”です。

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少し周って・・・

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タワーを下りて、この城郭の堀に沿った土手の上をのんびり散歩しました。

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桜はもう一息(^^ゞ
この二日後には綺麗に開花したそうですが・・・
見ると多くの桜が可也傷んで、太い幹がブツブツと切られていました。






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大分回り込んだ所で土手の下に降りてみると・・・
小さな女の子がお母さんと楽しそうにお散歩をしている姿に会いました♪






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昭和になって発見された、戊辰戦争で使われた大砲の弾が展示されていました。
説明を読むと、それぞれ旧幕脱走軍の使っていたのはイギリス製。新政府軍の使っていたのはドイツ製で、時代の流れは既に国内には留まらなかったという事が解ります。



☆幕末の函館
箱館港に初めて入港した外国船は、寛政5年(1793年)、交易を求めてやってきたロシアのエカテリーナ号でした。その後もイギリス船などの外国船出没騒ぎが続き、江戸幕府は北方警備のために享和2年(1802年)、箱館奉行を置きました。ここに箱館は蝦夷地の中心として栄え始めます。
諸外国がアジアに手を広げだした時期でもあり、ロシアは自国軍艦や商船の寄港地として、アメリカは北太平洋捕鯨船の寄港地および対中国貿易品をストックする場として、日本の開港を望んだのです。
嘉永7年(11月から安政元年)(1854年)、米国東インド艦隊司令長官ペリー提督との間で、ついに日米和親条約が締結され、わが国は箱館と下田の開港を約束、ペリー提督はその足で艦隊をひきつれて箱館の視察に訪れました。
和親条約が締結された翌年から、外国船が盛んに箱館港に入港し始め、その後の米・蘭・露・英・仏との通商条約を経て、安政6年(1859年)には横浜、長崎とともに、日本初の国際貿易港として開港、世界の「ハコダテ」は大きく発展しました。往時の中心地、元町は異国情緒あふれる街並みを今に伝えています。
また、外国人との交流も深まり、北海道初、日本初のもの(ストーブ、西洋料理店、気候測量所など)が沢山誕生、”北の文明開化”の地、箱館はトレンディの発信基地でもありました。

☆五稜郭
わが国最初の洋式城郭。五つの稜が星型に突き出ているため五稜郭の 名がある。幕府が北方防備のために弁天砲台(函館ドック付近)とともに安政4年(1857年)から7年がかりで築造しました。ヨーロッパの城を参考に蘭学者、武田斐三郎が設計。鉄砲など近代兵器に対処できるようプランを練りました。各稜に砲をおけば死角も少なく、砲火をあびせられるというわけです。
奉行所がありましたが明治5年に取り壊し、現存しているのは兵糧庫と井戸のみ。
日本最後の内戦「箱館戦争」の舞台となったところで、明治元年(1868年)、大政奉還に不満をもった旧幕臣・榎本武揚、大鳥圭介らがここを占拠し、翌年5月に降伏、開城しました。彼らが抱いた「蝦夷共和国」建設の夢ははかなく消えました。
公園内の市立博物館分館には武器、衣服など関係資料を多数展示。

       日本開港五都市観光協会の記事より転載させて頂きました。
by canape2 | 2005-05-31 19:20 | ┣ 函館

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