浜昼顔・・・九十九里は母のふるさと

九十九里や鹿島灘の海岸へ行くと、
以前には砂山一帯に咲いていたこの浜昼顔(ハマヒルガオ)ですが・・・
最近はあまり近くでは見かけなくなっていました。
良く赤貝やホッキ貝を買いに行っていた野栄町(今は匝瑳市になるのでしょうか?)の貝やさんで伺うと“5月の中頃だったら、この近くで見られる”と言うお話に、翌年5月、その花を探して行ってみました。 海岸の駐車場に車を置いて、暫く海沿いに歩いて行くと・・・ありました♪

浜昼顔・・・九十九里は母のふるさと_b0053765_12423716.jpg

    
   ここ、九十九里は・・・母や伯母たちが生まれ育った“ふるさと”です。
       私と夫も、この広い海が好きで以前は時間があると良く行っていました。
  

浜昼顔・・・九十九里は母のふるさと_b0053765_12103066.jpg


外海の強い潮風にも、砂嵐にも耐えて、長い間、美しいパープル系のピンクのお花を咲かせ続けてきた、このお花ですが・・・
たとえその場所でなく、遠い先の海岸の埋め立てであっても、海流の変化で、何時しか彼方此方の砂山も消えて行き、耐えてしまった所が多くなってきています。

 ↓ 海岸に咲く浜エンドウも、日の光をタップリと浴びて、色濃くとても綺麗です~


浜昼顔・・・九十九里は母のふるさと_b0053765_12244858.jpg
                               2002 5/19  撮影

『九十九里界隈』というカテゴリの中で、HPでは容量を考えて小さな写真でしかアップ出来ずにいた写真達を、このブログの中でアップして行こうと思っています。

今では・・・その赤貝専門の卸問屋さんだったという貝やさんも、赤貝が採れなくなってお店を閉じてしまっています。九十九里の赤貝と言えば、赤貝の特上品として、特に東京のお寿司屋さんからは引っ張りダコだったと言う事ですが・・・
確かに・・・殻から外した貝を、ワタとヒモと身に分けて、それぞれを良く塩もみをした後、ザルにとって流水で洗い、冷やしたお刺身は、身が締まってコリコリと、他にはない美味しさでしたし、もそうして下拵えをして佃煮にしたものは、お酒の肴として、口の肥えた方達からも、又と無い珍味としてとても喜ばれていたのですが・・・もぅあれはいただけないのかと思うと、とても寂しくもあります。
by canape2 | 2006-06-14 12:33 | ┣ 九十九里界隈

心地良いそよ風~ 流れるBGM♪ 楽しいひと時~HN・かなっぺ


by かなっぺ