大漁節の故郷

その2番の歌詞に出てくる・・・外川漁港~

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千葉県の民謡・・・『大漁節』ですが、
  下に記したのが『正調』と言われている『大漁節』です。

一つとせ 一番づつに積み立てて 
  川口押込む大矢声 この大漁船

二つとせ ふたまの沖から外川まで 
  つづいてより来る大いわし この大漁船

三つとせ 皆一同にまねをあげ 
  通わせ船のにぎやかさ この大漁船

四つとせ 夜昼たいてもたき余る 
  三杯いっちょの大いわし この大漁船

五つとせ いつ来て見てもほしか場は 
  あき間もすき間も更になし この大漁船

六つとせ 六つから六つまで粕割が 
  大割小割で手におわれ この大漁船

七つとせ 名高き利根川高瀬船 
  粕や油を積み送る この大漁船

八つとせ 八だの沖合若い衆が 
  萬祝揃えて宮まいり この大漁船

九つとせ この浦守る川口の 
  明神御利益あらわせる この大漁船

十とせ 十をかさねて百となる 
  千をとびこす萬両年 この大漁船

十一とせ 十一にちは汐をわり 
  あじさばまじりのごほせぐろ この大漁船

十二とせ 十二お船玉いさませて 
  あしたも三ぞう取るように この大漁船

十三とせ 十三、四つなる小野郎が 
  ぼていで弁当をひょいまくる この大漁船

十四とせ 十四のきあみに船新造 
  あらきのろかいでこぎまわる この大漁船

十五とせ 十五夜お月は夜にあまる 
  おきではいわしが目にあまる この大漁船

十六とせ 十六ささぎは色ささぎ 
  おきではいわしが色さなぎ この大漁船

十七とせ 十七、八なるき娘が 
  あかねのたすきで塩はかる この大漁船

十八とせ はたをおります絹はたを 
  大漁準備の萬祝を この大漁船

十九とせ 九十九里浜から銚子まで 
  取れるいわしが日本一 この大漁船

二十とせ 日本一なるこの大漁 
  だんなのり子がえびす顔 この大漁船



検索をしてみると、このような記述がありました。

銚子大漁節の由来
元治元年 (1864年) の春、銚子港では未曾有の豊漁で、鰯の銀リンで埋まり、人も馬も極度に疲労しつくしたほどでした。
漁師たちは大漁祭を行うことになりましたが、唄も踊りもなかったので、当時飯貝根浦に住む網元の網代久三郎と、当時の名士松本旭光、俳偕師石毛利兵衛の三氏が合作し、常盤津の師匠遊蝶が三味線、清元の師匠妓きん子が踊りの振り付けを入れ、現在の「銚子大漁節」と「大漁踊り」が生まれました。


殆ど1、2番の歌詞くらいしか知りませんでしたが・・・良く読んでみると、当時の様子が良く見えてきます。


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by canape2 | 2007-09-12 18:58 | ┣ 下総界隈

心地良いそよ風~ 流れるBGM♪ 楽しいひと時~HN・かなっぺ


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