ローカル線の旅・・・
2008年 02月 20日
だから、私にとって『こけし』には、当時の懐かしい想い出が沢山詰まっています。 ただ、とても残念なことには、その頃のこけしは、湿気の多い当地では、梅雨に入り夏を迎えると、幾ら乾いた布地で拭磨いていても、ビッシリと黴が出てきて、かび臭くもなり、青いシミも出てしまったので、手元には一つも残っていないのです。 この10数年で・・・東北へは青森、岩手、秋田、山形、そして宮城も、福島も、全ての県へ行っていますが・・・この人の心の温かさと共に、とても懐かさを感じている其処へは、一度も行った事がありませんでした。
今回、東風庵が・・・どこかへ雪を見に行こうか? と言ったのを機会に・・・
何時か行ってみたかった、そのこけしの故郷『鳴子』。 そして、何時かは乗ってみたかった『陸羽東線』に乗って、トコトコ、、、と『大人の休日』を使って行ってみることとなりました。
此方を朝の10時の特急に乗り、東京からは東北新幹線で「古川」まで。 そこで、いよいよ憧れの「陸羽東線」に乗り換えて、「鳴子」へ向かいました。
奥の細道・・・Yukemuri Line は二両編成~
しかも、この電車に乗遅れると、次の電車は・・・2、3時間後になります。
駅から歩いても10分ほどですが、坂を上がって行くようになるので、宿の車に迎えに出ていただきました。
ガラス張りの展望室と、さらに次の間付きの広い部屋からは、鳴子温泉を眼下に見渡すことが出来、前日まで吹雪いてたそうで、屋根の上には何層にも雪が降り積もり、脇に寄せられた車も雪の中に・・・
二日目の移動が、鳴子から古川へ。そして古川から白石へとなると・・・新幹線があるとは言え、停車駅を調べてみると、殆ど仙台で一度下車して白石停車の新幹線に乗り換えとなってしまうんですね~ これが。。
それで・・・トコトコと陸羽東線で「小牛田」へ出て、其処から東北本線で白石に向かいましたが・・・
このお話は、未だ続く『鳴子』のお話の、後になります。(^^ゞ
しかし・・秋の京都も、熱海も・・・中途半端になっていて終わっていないのでしたっけ。(-_-;)
京都の秋は、どうも紅葉の写真の色が・・・あの感動の『色ではない』のがメゲテイル原因ではあるのですが。 そして熱海は・・・後は作家のお話が少し残っているくらいで、何よりも『タウトの家』・・・その家は、現在熱海市が管理を任されているようですが・・・多分、余程保存に、手間と費用をかけていかなければ荒れる一方のような感じで、既に、1階部分は物置状態になっていて、案内をして下さった方も・・・「今は熱海市も不景気でお金がないものですから、修復も思うにようにならず・・・云々」と仰っていましたから、虫喰いの進んだ和紙貼りの壁などの補修も早いうちに手をうたなければ、見るも無残な姿になっていくのではといった心配もありました。 それだけに撮影禁止になっていたのは残念でした。 私の下手な写真では、単に個人の記念写真に過ぎませんが、多くの方に門戸を開いていただいたら・・・キット素晴らしい写真を残すことが出来るのではと思うのですが。 本来は取り壊されてしまったかもしれない其の建物を、篤志家の方が購入し、管理を市に任されたようでしたから、色々な事情があるのでしょう。