奈良・・・プロローグと写真美術館から新薬師寺へ
2008年 10月 29日
私にとっての奈良は、修学旅行で奈良・京都へ行った後に本屋さんでみた・・・当時、角川書店で出していた、昭和文学全集「竹山道夫・亀井勝一郎」の中にあった亀井勝一郎の名著『大和古寺風物詩』から始まり、更に・・・淡交新社から出た、文・山口誓子、写真・入江泰吉『カラー奈良百景』からが、その熱の始まりでした。
その後も、その熱覚めやらず・・・雑誌『太陽』で入江泰吉特集など出れば、即購入しては飽くことも無く眺めていました。 かと言って、他へ旅行はしても何処か遠い地となっていたのでしたが・・・
今年の春・3月に友人3人と東大寺2月堂で行われた、お水取りを見に行き・・・
今回は東風庵と2泊3日で、以前から観てみたいと思っていた、「入江泰吉記念奈良市写真美術館』」と、彼方此方の仏像鑑賞の旅に。 急に憧れが現実になったのです。
その本、2冊は・・・結婚、転居、家の二度にわたるリフォームなどで大分整理をしてしまった多くの本の中でも、大切に持ち歩き、未だに本棚の中に納まっています。挟まれた当時の切り抜きは既に色が変わってホロポロになっていますが、振り返ってみれば・・・私の心の中で、温かで優しい、消えることの無い記憶となっていた事に改めて気がつきました。(その写真は、後ほどに~)
その、長い長~~~い夢の実現! では~ まいりま~す。(^_^)
天気予報では出発日からの好天のはずでしたが、雨雲が停滞してしまって初日からのピーカンとはならず、お昼少し過ぎに着いた奈良でも幾らか雨がパラついていましたが、それでも、最初の目的の・・・
『入江泰吉記念奈良市写真美術館』 美術館のサイト
企画展は・・・『みほとけたちの貌』
入江さんの心を虜にした仏像たちのお顔を特集したものでした。
時間を忘れた静謐な世界でした。
入江泰吉さんの写真は、此方 所蔵作品・入江泰吉をクリック
美術館を出て裏を回って行くと・・・『新薬師寺』があります。
右手に水田を眺めながら、数分。
チョット奥に、ウッカリすると見落としてしまいそうな山門がありました。
近づいて・・・近づいて・・・
良く見ると・・・『東大寺別院・別格本山』とあります。
そして、『新薬師寺』の“新”は・・・
“新しい”ではなくて、「霊験あらたかなお寺」という事なのだそうですよ。
新薬師寺本堂内は・・・土間になっていて、円座のなった中央に本尊の
木彫りの薬師如来坐像が安置され、周りには奈良時代作の・・・
我が国最古最大の十二神将が立っています。
『新薬師寺』のサイト ←からご覧になって下さいね。
今回は、時間が掛かっても、他の記事に移らず一纏めにアップして行こうと思っています。
写真も・・・下手っぴですが、クリックで全て拡大仕様でアップしてまいります。
ホテルも今回は、奈良市内を展望できるホテルをとりました。眺望の素晴らしい宿でした。♪
この晩に行った「奈良のプチ・ライトアップツアー」も、とっても素適でしたよ~
またもや・・・ゆるりとお付き合いの程を~(^^ゞ お願い致します。